・プロペシアの副作用と使用上の注意点

 

まずプロペシア(フィナステリド)は男性におけるAGA(男性型脱毛)のみの適用であり、円形脱毛症や抗癌剤等による脱毛症には無効のため適用はありません。

20歳未満での安全性及び有効性は確立されていないことから、未成年に対してプロペシアの処方はできません。 臨床実験が20~50歳の男性でした。

女性に対する適用はありませんので、女性に対してプロペシアの処方はできません。

妊婦、妊娠している可能性のある女性及び授乳中の女性はプロペシアを服用しないでください。(妊娠中の女性がプロペシアを服用すると、男性胎児のの正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。)

3ヶ月の連続投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヶ月以上の連続してのプロペシア服用が必要である場合もあります。

基本的に6か月は継続内服をおこなってそれから初めて発毛の効果判定をおこなってください。発毛の効果を持続させるためにはプロペシア(フィナステリド)を継続的に服用する必要があります。

服用し続けた結果、効果があっても服用を中止すると効果は無くなり再び脱毛の症状が出現して病状は進行します。

★ 前立腺がんの検診を受ける場合は、検査を実施される医師にプロペシアを服用していることを必ず伝えてください。

(プロペシアの成分は前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させるので、測定したPSA濃度を2倍した値を目安にして前立腺がん・前立腺肥大症の病状、程度を判断する必要があります。)

プロペシア服用中は献血をしないでください。

(献血した血液が妊婦や授乳中の女性の体内に入るのを防ぐためです。上記で記載していますが、妊娠中、発育途中のお子さんが服用すると男児の発育不全がおこりえますので厳禁です。) 1ヶ月間、プロペシアの服用をやめれば献血は大丈夫です。

副作用として性欲減退・インポテンツがあります。 国内での臨床試験では発現率は1.0%未満です。

副作用の詳細については下記の副作用の項目をご覧ください。

プロペシアの副作用について48週間の二重盲検比較試験

(患者さんも医師も偽薬と本物の薬の区別ができないような設定で薬を患者さんの投与して、その症状の改善と比較する最高検査比較法) が行われています。

この検査比較において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に145件の副作用(臨床検査値異常変動など)が認められました。

副作用の主な症状は性欲減退3例 (1.1%)、勃起機能不全2例 (0.7%)などです。
勃起不全などは気にし過ぎると強い不安から心因性のED・勃起不全にもなりかねませんので難しいですが、気にし過ぎはよくありません。

重大な副作用肝機能障害 頻度は不明ですが肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し必要な追加検査・処置が必要になりますので処方を受けた医療機関に必ず相談し対応してもらう事が必要です。明らかの変化は黄疸(目の白目のところが黄色くなくこと)やひどい全身倦怠感などです。

また原因不明の発熱や食欲不振なども肝機能障害に起因して発生する場合もあります。報告書では検査上の異常はほとんど肝機能障害

その他の副作用実態調査上では肝機能障害以外の報告はあまりありません。異常は精神的な状態、気分的な状態からの多く発生しえるので薬のためと断定する事は簡単ではありません。いずれにしろよくわからない時はプロペシア(フィナステリド)の処方医に確認してもらう方が無難です。

【効能・効果】に関して細かく確認します・・・

男性における男性型脱毛症の進行遅延<効能・効果に関連する使用上の注意

(1)男性における男性型脱毛症のみの適応です。他の脱毛症に対する適応はありません。
(2)臨床実験が20歳から50歳までを対象としておこなわれています。20歳未満での安全性及び有効性は確立されていません。
(3)女性に対する適応はありません。海外では閉経後女性の男性型脱毛症を対象とした12ヵ月間のプラセボ対照二重盲検比較試験(n=137)をおこない、フィナステリドの有効性は認められませんでした。

【用法・用量】

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを 1 日 1 回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、 1 日 1 mgを上限とする。・・・実際問題としては現在はほとんど1mgを使用している場合がほとんどです

<用法・用量に関連する使用上の注意>

3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常 6 ヵ月の連日投与が必要である場合もあります。 そのためプロペシア(フィナステリド)の半年の継続使用を励行してそのうえで効果判定をする必要があります。

また、効果を持続させるためには継続服用が必要です。 つまり内服を中止すると脱毛がまた進行していきます。 増量による効果の増強は、確認されていません。 本剤を 6 ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には投薬を中止すること。

また、6 ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討する必要があります。 効果があまりない場合には中止の検討も必要だということです。

【使用上の注意】です

1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)肝機能障害のある患者(本剤は主に肝臓で代謝されますが、肝機能障害のある患者に投与した場合の安全性は確認されていないため)
2. 重要な基本的注意 まとめます本剤の使用に際しては、以下の情報を使用予定者に提供し納得をえる必要があります。(1)本剤を妊婦に投与すると、本剤の薬理作用(DHT低下作用)により、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。(2)本剤を分割・粉砕しないこと。★本剤が粉砕・破損した場合、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人は取扱わないこと。本剤はコーティングされているので、割れたり砕けたりしない限り、通常の取扱いにおいて有効成分に接触することはないため、扱い注意。

3. 副作用

48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中4.0%(11例)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められました。おもなな症状は性欲減退で約1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)でした。(1)重大な副作用1)肝機能障害(頻度は不明): 肝機能障害があらわれることがあるので、症状観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うことが要求されます。

以上を踏まえてプロペシアでの男性型脱毛症の治療において、お薬自体を28錠単位にて処方することが可能ですが、とりあえず試してみたいという方でも効果の有無を判断するためには毎日1日1回プロペシアの服用を最低でも6ヶ月以上は継続してから効果の判断をして継続するか、中止するかの判断をする必要があります。

・きとうクリニック サイト作成者  

きとう胃腸科内科クリニック

院長 木藤洋一

内科学会認定医
抗加齢医学会専門医
消化器病学会専門医
内視鏡学会専門医
ヘリコバクターピロリ感染症学会専門医
サプリメントアドバイザー資格保有

所在地 福岡県北九州市戸畑区浅生3-11-11

電話 093-871-3354

診療時間

午前
月~土 9時から12時

(多くは12時30分までですが、検診他の用事で早くなることがありますので確実なのは11時30分までに受付を済ませてください)

午後
   月 火 水  金  2時30分~5時30分受付
木・土曜 午後休診

夕方もお話が長くできない場合、公用別の仕事でクリニックを早めに出発しなければならない事がありますので、お薬だけ・・・という場合以外は少しお早めに来られる事を強くおすすめします。 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

自分も一度ハゲ(禿げ)になりかかり、落ち込んだ気持ちを経験しました。
自分はある程度自然の流れに任せる事に納得したので、アンチエイジングの薬は実験的に自分でたましていましたが、禿げの薬は飲まないように決めました。

このAGAの薬を使用するか?どうかは禿げ(ハゲ)に対する本人の考え方や、ファッションに関する関心度によって選択肢の幅がかなりあると思います。 自分は時間があまり贅沢にある状態ではなかったので、そこまで外見にはこだわろうと固執はしませんでした。

外見に全くこだわりがない・・・というのはうそですが、AGA(男性型脱毛)の薬はやめると効果がなくなり、基本的には一生飲まないといけない・・・という点が自分的にはAGAの薬は選択肢から除外する・・・という決定に導かれました。 その時はどうやったらカッコよく禿げれるか? という事に頭の中は注力していますた。 ジダンみたいに禿げれるといいな・・・と本気で思っていました。 (ジダンは知らない人もいるでしょうが、昔フランス代表のサッカーの選手でミッドフォルダーがポジションでほんとにカッコよかった選手です)

自分の事になると人間真剣になります。
ハゲの事に関して細かく、正確に調査を開始しました・・・医学的に正確に調べるという事は一般の方は当然トレーニングされていませんが、ある程度研究作業をした事がある医師はまとまなら仕込まれた技能になります。 AGA(男性型脱毛)に関しても医学的な方法を用いてかなり正確に調査をしていきました。

★AGA(男性型脱毛)の遠隔診療をはじめます。きとうクリニック 

AGA(男性型脱毛)に関してに現在は絞って、さらに薬はプロペシア(フィナステリド)に限定して・・・遠隔診療を行います。

基本的にはます初診(初めての受診)は実際に来院していただきその後、プロペシアのみで経過を診ていける方に限定する予定です。

プロペシア(フィナステリド)は血液検査では副作用はほとんど起きませんので、ある程度に検診やその他で採血を当院以外で施行している場合には検査結果のコピーをメールその他で、確認をさせていただければ その他の副作用などは問診、メールのやり取りなどで十分に確認ができるからです。

すでに他院その他でプロペシア(フィナステリド)を使用している方は やはり一度は来院していただかないといけませんが、その後は薬の配送、もしくは処方箋の郵送に関しては来院していただかなくてもシステム(現在構築中)でカード決済し、処方箋郵送(これは原本でなくてはならないので、メールにコピーを添付するという方法は法律的に認められていません)お薬の配送をおこなるものです。

システムではmasterカード visaカードがが使用でき、佐川急便が配送する予定に現在のところなっています。 このシステム自体は自院で構築しているものではなく他社のシステムを利用して使用料を支払う形で行います。

患者さん側は ただカード決済をしていただくだけとなります。

プロペシア これは正規品ですが、この薬をご希望の場合にはほぼお値段が決まっていますので他院と比べて大きなお得感はないと思いますが、

フィナステリド(プロペシアのジェネリック・お安い薬です)を希望されている場合はかなりお安くなっています。

税込で28日分 4000円としています。 処方料として1000円いただきますが、
ある程度落ち着いている場合は 28日分の5箱まで(28日分がひと箱に入っています)を配送します。 この時は処方料は2500円になります。

ネット上でいろいろな値段をみていると初月だけなら4000円以下もありますが、当院はづっと同じ値段で処方する予定ですので、おそらく一番安くなると信しています。

あとは配送料が若干かかりますが、それでも他院よりはまず安いと思います。

AGA(男性型脱毛)の遠隔診療を受けることができる条件はスマホを所有し、ある程度使用できる方でないと難しいですね。
アプリをインストールしてもらいアプリを使用して遠隔診療ソフトを介しての受診となりますので・・・

基本的には一度は来院してもらう必要がありますので、その点は重要です。

★ 他院でプロペシア(フィナステリド)を使用している方で、ある程度落ち着いている方
★ AGA(男性型脱毛)でプロペシア(フィナステリド)を使用して効果がある程度あるけど、通院しているクリニックでは28日分しかくれない・・・という場合もご自身が都合よければどうぞ・・・
★ 近くなので何かあった時にはそこに行きたい・・・でも薬は長く処方してもらえないけど仕事で忙しくてなかなかいけない・・・こういう時にも一度来院していただいておけば非常用にお薬を配送、もしくは処方箋を郵送できます。・・・処方箋を郵送すると、たぶんプロペシア(フィナステリド)の値段は高くなるのでもし当院をご利用するならお薬の配送を強くおすすめします・・・

★院長もハゲでちょっと困っていましたが、現在はかなり復活しました。
自分の場合はプロペシアでなく実験的に使用したアンチエイジングの薬が著効したのでプロペシア(フィナステリド)を使用しませんでしが・・・このアンチエイジングの薬の件は来院された場合にお聞きしたい場合はお答えしますが、お値段はかなり高いです。

もともとアンチエイジングの薬なので・・・またこの薬は適応外使用になり(本来AGAの薬ではない)ネットではご説明も許可されません。 またもし副作用が発生した場合も薬剤副作用救済処置などの対応ができません・・・なので一般的にはおすすめではありません。

全体的なアンチエイジングをとても強く希望される場合は選択肢の一つになりえますが、
副作用が起こった時が製薬会社からの保障その他がありませんので、適応はかなり厳重に行います。

少なくとも体重のコントロールができないような場合は無理です。
狭心症が起こった事がある方も厳しいです。
あと目に問題が起こる方が極めてまれにおられるようなので、眼科にも時折通院してもらう必要が発生する場合もあります。  結構面倒です。

さらに費用がかなりかかります。 薬代だけですくなく見積もっても月に1万円以上はかかります。 2万円以上の場合もあり、さらにこれに診察代が自由診療としてかかります。

月3万円はかかるのではないか? と思います。

院長・木藤(きとう)の場合はAGA(男性型脱毛)の治療として行ったのではなく、アンチエイジングの薬として実験をしてみようと思って飲んでいたら、なぜか薄毛が濃くなって復活した・・・というような状況です。 薄毛治療に効くのはほぼ間違いないのですが、全員に効くのか? はちょっとまだわかりません。 おそらく医学的にはどこにも報告されていないAGA(男性型脱毛)の新しい治療になるのでは? と自分出来には思っています。

自分は抗加齢医学会の専門医でもあります。

・プロペシア(フィナステリド)が有効なハゲの程度の目安

プロペシア(フィナステリド)が有用なハゲはどれくらい?
はげ

解説・・・します。

 

上段1と3の間の感じが一番良い適応でしょう。

下段真ん中、右端はプロペシアの力ではちょっと難しいかもですね・・・

3は効きにくいと言われていると思います。

4も効果は十分に見込めます。 毛周期の関係で6か月はまって効果のほどを確認しましょう。 発毛の効果は不十分でも長く使用するとはげの予防効果は相当高いのは間違いないです。

臨床実験(動物実験で使用してある程度安全を確認したあとに、人に実際に使用して効果、副作用などを確認する実験です)を行った時に症例を添付書から引っ張ってきました。 以下のような方にプロペシア(フィナステリド)が効くのか? 試しているようです。

いづれにしろ、禿げ(はげ・ハゲ)を何とかしたいとお考えの場合には少しでも早く治療をした方がよいのは間違いありません。

悩んでいるよりは、AGA(男性型脱毛)のある程度専門家(ある程度と、というのがミソと言うか程度が問題です)に相談するのがいいのですが、「ある程度」 というのが難しくおそらくあまりいません。 自分でいうのもなんですが、私がその適当なAGA(男性型脱毛)の専門家にあたると思います。

ホントの専門家でもポリシーを持ってキチンと薄毛治療を行っている医師もいますが、いわゆる一般的なAGA(男性型脱毛)の専門家はある程度売り上げを上げないと、経営的にややこしくなる立場にいるからだと予想します。

AGA治療の専門医はそんなことないというかもしれませんが、かなりの医師(この場合は美容形成の医師全般を含めて、AGA(男性型脱毛)薄毛治療などを扱う自由診療を行う医師たちをいいます)は自分がみてちょっと? うん? という事を行っている? もしくは行おうと講習をうけている・・・事を体験します。

あまり深く言えないのでわかりにく表現で申し訳ありませんが、適切な方の適切なアドバイスが貴重になるとおもいます。

●AGA男性型脱毛症とプロペシア(フィナステリド)・・皮膚科学会『男性型脱毛症の診療ガイドライン』

男性型脱毛症の診療ガイドライン

日本皮膚科学会は2010年4月 『男性型脱毛症の診療ガイドライン』を発表しました。
この発表の大きな目的の一つは「科学的根拠に乏しいと思われる育毛剤」また科学的根拠が乏しい「育毛サロン」が社会的問題を起こしている事への解決の一つの目安としてだと思われます。

育毛・脱毛に関しては金銭トラブルや健康被害が多発しているのですが、恥ずかしさや後ろめたさの感情が根底にあるために、なかなか表にでてこないトラブルの解決策の指標の一つになることが大きな目的の一つと思われます。

さらにこのガイドラインは医薬品メーカーやクリニツク、ヘアサロンに不透明だった業界イメージを払拭する効果をもたらしていると思われます。

このガイドラインの大きな特徴は、医学的観点から5段階の評価に分類して述べている事です。
客観的は研究論文が考慮されて、段階の推奨度に分けられています。 発毛に関して科学的根拠に基づいて精密に分析した結果となっています。

AGA(男性型脱毛)の治療を5段階に分類

現在、この男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインは治療の指針として基準となり多くの病院で参考にされています。 さらには患者さん自身もAGAの治療法を選ぶときの参考にできる内容となっています。

「ガイドライン」に制定されている治療方法のなかで一番の推奨が、Aランクに分類されている治療方法となります。 Aランクの治療はは「行うよう強く勧められる」もので、医学的な研究の結果として多くの病院やクリニックなどでも積極的に使用されている診療方法です。

このAランクの診療方法としては「フィナステリド内服」があります。
商品名はプロペシアが一番有名です。

フィナステリドは薄毛に対する効果や副作用までを含めて検討した結果、男性のAGA患者に対する推奨度がAランクと判定されています。 別の治療としては、「ミノキシジル外用」による薄毛治療もガイドラインではAランクとなっています。

このAランクより推奨度がランク下になるのがBランクとなります。

「行うよう勧められる」という治療法になります。 Aランクには劣りますが、一定の信頼度があります。 このBランクに分類されている診療方法としては「自毛植毛」があります。 人口植毛は該当しません。 ご注意ください。  自分の毛を使用するため免疫反応の面からも安全が高いです。 直接自毛を植えつけるため、薄毛に対する効果も高いものとなります。
これらAランクやBランクはAGAの治療効果が比較的高く、数々の実験の結果安全性も担保されていると評価されています。

さらに効果の確実性が劣るものがBランクより下になるのが、C1です。

「行うことを考慮してもよいが、医学的には残念ながら十分な根拠がない」という評価になるものです。 C1ランクの治療方法に

「サイトプリン・ペンタデカン外用」
「塩化カルプロニウム外用」
「アデノシン外用」などとなります。

C1ランクよりさらにもうl段階下がるのがC2ランクです。

「AGAの治療として医学的な根拠がないのでお勧めではない・・」もので、治療方法としては
「セファランチン外用」などが含まれます。

さらに

C2ランクよりAGAに対する医学的効果や安全度が低いものは一番下のDランクに分類されているのです。

「行わないよう勧められる」と記載していませすが、実際には「行ってはならない」と同義です。 このランクに分類されている治療方法としては、「人工毛による植毛」があり、
また「フィナステリド内服」は女性の治療方法としてはこのDランクに属しているのです。

フィナステリド(商品名:プロペシア)は基本的に女性は避けるべき薬です。
とくに妊娠中の女性が飲んだり、触ったりしても男の子供の場合には特に大きな問題がおこる可能性が高いです。 厳重注意です・・・

それでは、医学的にお墨付きを与えられたAランクの治療法とは?

最強のAランクの治療法はAGA治療薬として、日本皮膚科学会が最高のAランクに評価しているのが「フィナステリド」と「ミノキシジル」です。
日本国内だけでなく世界各国でも評価は高く、一般に広く用いられています。
いわば、世界標準の治療法となっているといっても過言ではありません。

「フィナステリド」や「ミノキシジル」というのは薬効成分の名称で、商品名としては、
「フィナステリド」が「プロペシア」(MSD社)、「ミノキシジル」が「リアップ」(大正製薬)という商品名で売られている商品となります。

「フィナステリド」と「ミノキシジル」ですが、「フィナステリド」は内服薬として錠剤として服用し、1日1錠が基本です。
「ミノキシジル」は頭皮に薬液を塗布して使用する外用薬です。
「フィナステリド」はDHT (脱毛ホルモン) の生成を抑えることで、抜け毛を防ぐと医学的にはされています。

「ミノキシジル」は頭皮に直接塗布することで血行を促進し、発毛を促す物質を分泌させます。
日本ではミノキシジルは外用薬としてしか認可されていません。 しかし海外では内服薬として認められていいます。 どうして日本ではミノキシジルは内服が認められていないのか?
ですが、多毛症が起こる事があるためと聞いています。

多毛症・・・簡単に言うと毛むくじゃらになる・・という事です。 しかもこの発生の予想が大変むつかしく、もし多毛症が発生した場合の対応がミノキシジルの内服を中止するしかない・・のも困った事なのです。

「飲む発毛薬」フィナステリドの開発ものがたり
「フィナステリド」は本当は、AGAの治療を目的として開発したのではないんです・・・

・・・「はあっ!!」と初めて聞いた時には自分も思いました。
「フィナステリド」はもともと前立腺肥大症の治療薬として、アメリカのメルク社(現在は合併によって会社名違います)によって「プロスカー」という名称で開発研究が開始さsれました。

「プロスカー」の臨床試験の過程で、前立腺肥大症の患者さんの症状はもちろん改善されていきました。 でも投薬された患者さんの髪も増えていることがわかったんです。  さらに研究を重ねるとAGA(男性型脱毛)に効果があることが確認され育毛剤としての研究が開始されました。

「フィナステリド」の成分で注目されたのは、AGAの発症理由であるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成する酵素のⅡ型5α リダクターゼの阻害効果でした。

★DHTは、頭髪の脱毛と前立腺の肥大に関与するホルモンで、双方の改善に効果的であることが判明したのです。

この研究実績を受け、1997年FDA(アメリカ食品医薬品局 日本の厚労省のようなところです)によって正式にAGAの治療薬として認可を受け(実は前立腺の治療薬として少し前の1992年に認可は得ています)、全世界で販売されるようになっていきます。

フィナステリドが販売される前の脱毛・発毛剤といえば患部に直接塗布するタイプのものしかなく、「飲んで毛が増える」薬の登場は画期的でした。

しかし日本での認可は大変だったようで、かなり長い道のりだったようです。
アメリカでは1997年に医薬品の認可を受けた「フィナステリド」ですが、日本では2000年から臨床試験(人で実際に効果がでるのか?確認する実験です。当然この人体実験の前に動物実験等で安全は確認されています)
被験者は24-50歳の男性で、AGAの症状が軽度から中等度までの方で実験が行われました。

1年間、毎日「フィナステリド」を飲んだ臨床試験の結果は、「0.2mg錠剤」 では54%、「1mg錠剤」では58%の被験者に、「著明改善」「中等度改善」「軽度改善」の効果があらわれました。効果が見られず「不変」と判定された被験者は、両錠剤ともに約40%、抜け毛が軽度以上「進行」した人は5%以下でした。

今医学的な薬などの有効性の判断は 「二重盲検法」 という方法で検査されます。 これは偽薬を作成して医師も患者さんもどちらが本当の薬か?わからないようにして飲んでもらって効果の判定を行う方法です。

この実験で偽薬を飲んだグループでは、72%が「不変」、22%が軽度以上の「進行」と判定されました。 これは日本国内での臨床試験の数値ですが、アメリカやヨーロッパでも同様の結果が得られています。

臨床試験の結果を受けて、すぐに認可されると思ったのですが、そうはうまくいかずおそらく厚労省でしょう「薄毛は生命や健康を害さないため医薬品に該当しない」「安全性を担保する流通販売規定がない」という理由で時間がかかり医薬品認定や流通を担当する製薬会社が確定するまで長い歳月がかかりました。

2005年に厚労省の認可がでてその2年後の2007年から全国の医療機関で処方され、「プロペシア」という商品名で販売されるようになったというわけです。

ちなみに、アメリカでは1mg錠剤のみが販売されていますが、 アメリカやヨーロッパでの臨床試験では0・2mg錠剤の効果はほとんど認められなかったのですが、日本では1mg錠剤と変わらない効果があったため、日本では0.2mgも販売されてはいます。でも1mgの方が売れています。

日本人が欧米人に比べて体格が小さかったり、また人種的なものや生活習慣などと関係があるのかもしれません。

ところで「プロペシア」を1年以上続けた方がさらにどのようになっていくのか? は実験が行われています。 延長試験が行われ、服用後2年で68%、3年後には78%と、改善例が10ポイントずつ増えていっています。
つまり 3年間飲み続ければ、約80%の人の髪の毛が増加するという事です。

また、3年間服用した被験者の98%に、AGAの「進行」がみられなかったことから、飲むだけで薄毛の進行を食い止めることができるということがはっきりと記されたのです。

「フイナステリド」はなぜ効くのか

なぜ、「フィナステリド」はAGA(男性型脱毛)に効果があるのでしょうか?  ここでもういちど簡単にまとめておきます。

男性ホルモンの一種であるテストステロンの多くは睾丸でつくられ、「5α リダクターゼ」は毛髪の毛乳頭と皮脂腺にそれぞれ存在しています。

このうち、皮脂腺にあるのがⅠ型の5α リダクターゼで、毛乳頭に存在しているのがⅡ型の5α リダクターゼです。 抜け毛に結びつくジヒドロテストステロン(DHT) の生産に関わっているのはⅡ型の5α リダクターゼです。

睾丸でつくられたテストステロンは血液を通じて頭髪の毛乳頭まで到達します。
そこで、酵素であるⅡ型5α リダクターゼと結合してDHTとなって、毛包をゆがんで小さくさせヘアサイクルの短縮化を引き起こすのです。 これが脱毛の大きな原因になります。

毛乳頭は毛母細胞の中心にあり、毛細血管から送られてきた栄養分を毛母細胞に受け渡すと同時に、毛母細胞にいくつもの信号を送り、細胞分裂を促し毛髪を成長させる役割を担っています。

つまり、毛髪の成長に最も重大な働きをする毛乳頭ですが、ここにその働きを阻害するDHTがあることが、いわゆる「悪の根源」だったのです。

この状況から髪の毛を救済するには、テストステロンとⅡ型5α リダクターゼの結合を阻止し、DHTの生産を抑制すればヘアサイクルは復活、回復します。  「フィナステリド」は、DHTがつくりだされるきっかけとなる5α リダクターゼに働きかけて、DHTの生成を阻害するのです。 血中のDHTのレベルを下げることがで結果的に脱毛が抑制されて発毛がうながされてくるわけです。

 

薄毛になってそれほど時聞が経過していなければ、毛根が生き残っている可能性も高くなります。 のむなら早く・・・です。

「フィナステリド」を服用すればヘアサイクルの改善も十分期待できるでしょう。ただし、ここで注意しておきたいのは、「フィナステリド」といえども万全ではないということです。    薬の効果は人それぞれ違います。

よく効くといわれるかぜ薬でも、効く人とそうでない人がいるのと同じです。 また、効いた人でも「1年で生えてくると思っていたけど、2年近くかかってしまった」と不満をもっ人もいるでしょう。 「どうやら薄毛は進行していないようだけど、髪の毛が一向に生えてこない」と感じている人もいるかもしれません。

また、海外のデータなどでは50歳以上の人でも「フィナステリド」の効果はある程度実証されていますが、年齢が高くなればなるほど、有効性は劣ってくるようです。  50歳以上になると発毛の効果は下がるようですが、薄毛の進行は抑えられます。
飲むならばなるべく早く飲み始めるに越したことはないのです。

フィナステリド」の副作用は?

「フィナステリド」は、AGAを改善するという効能以外にも薬として優れています。 それは、副作用が軽微であるということです。  「副作用」と聞くと、なんだか怖いイメージをもってしまいますが、実はどんな薬にも、多かれ少なかれ副作用があります。かぜ薬を飲んだら眠くなるという話をよく聞きますが、それも副作用のひとつです。

ところが、「フィナステリド」の臨床試験では、国内外を合わせ深刻な副作用は報告されていません。厚生労働省が、医薬品特例として医師の処方なしでも海外からの医薬品の入手を認めているのは、副作用の心配がないためです。
とはいえ、「フィナステリド」が認可されて印年が経過し、薬によると思われる副作用がいくつか報告されるようになりました。

次にいくつか紹介しますが、もちろん深刻ではない副作用だということがお分かりいただけると思います。

《性欲減退》
「フィナステリド」は男性ホルモンを抑制する働きがありますが、その副作用として性欲減退があります。ただその発症率は2%以下で、100人中2人いるかいないかです。かなり少ない頻度だと思います。
しかも性欲の減退は多分に精神的なものがあるため、一概に薬のせいだとは決めつけられません。 統計学的な数値としてもそれほど大きくはなく、副作用の発症率としては軽微なものとなります。

《男性機能の低下》
男性機能の低下、すなわち勃起不全ですが、これも発症率は非常に低いのが特徴です。 前項の性欲減退よりもさらに低く、1.5%未満です。性欲減退と同じように、男性機能の低下には精神的要因も密接に関与しており、勃起しないのは薬を飲んだからと思い込むことで、よけいに勃起不全の症状が出ることがあります。

《胎児への影響》
妊娠中の女性が「フィナステリド」を服用すると、胎児に悪影響が出る危険性が指摘されています。 女性はもともと男性ホルモンが少ない状態でバランスをとっているのですが、「フィナステリド」を服用することで少ない男性ホルモンがさらに減少し、体のホルモンバランスが崩れてしまうからです。具体的には男児の男性器の発達に問題が生じえます。(可能性が高くなるという意味です)

《うつ症状》
「フィナステリド」の副作用として、1%ほどと非常に少ないのですが、うつ症状がみられることが報告されています。 男性ホルモンにはやる気の向上や行動力を活発化させる働きがあるので、ホルモンが減少することによって気分が沈んだりすることもあります。  服用中の気分の変化には注意することが必要です。

あとは、副作用ではないのですが、「フィナステリド」の効果として、前立腺にのみ存在する糖タンパクである「PSA」の値が下がってしまうことが挙げられます。

PSAは前立腺ガンの腫瘍マーカーとして用いられますので、その数値が高くなれば前立腺ガンの疑いが高いという判定が下されます。 前立腺肥大症でもPSAは高くなるのですが、高PSA値ではかなりの頻度で前立腺がんの可能性が高くなるので精密検査をするか?どうかの判断基準となっています。

もし初期の前立腺ガンにかかっている状態で「フィナステリド」を服用すると、PSA値は増加せずに低いままなので、前立腺ガンの兆候を見落としてしまうことがあるのです。 できれば治療を始める前にPSA値を確認した方がよいので注意が必要です。